日本代表が元日に試合を行うのは初めてです
日本代表史上初めて“元日”に国立競技場で試合が行われる。1月1日(月・祝)、『TOYO TIRES CUP 2024』で、石井正忠監督率いるタイ代表と対戦する。対タイの通算対戦成績は、日本から見て16勝4分2敗。現在、日本は5連勝中となっている。
世界ランキング17位の日本は、1月1日の元日に、3大会ぶりの優勝を目指すアジアカップ前の最後の強化試合として世界113位のタイと対戦します。7日、東京都内で日本代表の森保一監督が記者会見し、メンバー23人を発表しました。この中では▽先月のワールドカップアジア2次予選で2試合で5得点を挙げたオランダ1部リーグ、フェイエノールトの上田選手▽ドイツ1部リーグ、フライブルクの堂安律選手などが選ばれました。また、けがのため先月のアジア2次予選でメンバーを外れた▽ドイツ1部リーグ、メンヘングラートバッハの板倉滉選手▽フランス1部リーグ、スタッドランスの中村敬斗選手 が代表に復帰しました。このほか、▽J1 FC東京の野澤大志ブランドン選手▽ベルギー1部リーグ、シントトロイデンの伊藤涼太郎選手が初めて選ばれました。日本代表が元日に試合を行うのは初めてです。日本とタイの試合は午後2時から行われ、NHKは総合テレビで中継するほか、NHKプラスでも配信します。
いざ史上初の“元日決戦”!サッカー日本代表がタイとの強化試合に臨む。アジアカップ3大会ぶり優勝に向けた総仕上げの場、そして新戦力発掘の貴重な機会でもある。森保一監督の采配は。メンバーには、ワールドカップアジア2次予選でハットトリック含む5得点の上田綺世選手、堂安律選手らが選出。初招集の野澤大志ブランドン選手、伊藤涼太郎選手、三浦颯太選手らの起用はあるか。元鹿島の石井正忠監督率いるタイ代表にも注目!
森保一監督は、日本代表として初めて元日に行う試合に向けて「勝利を目指すし、選手たちの頑張る姿を皆さんに見てもらい、『1年のいいスタートとなった』と喜んでもらえるような試合をしたい」と意気込みを話しました。また、この試合は、来月中旬から始まるアジアカップ前最後の実戦となりますが、「アジアカップに選出することになる選手も、けがや体調不良など何があるかわからない。今回の試合はアジアカップ、その後のワールドカップ2次予選につながる貴重なもので、可能なかぎり戦力の底上げをしていきたい。この試合のパフォーマンスを見て、最終的にアジアカップのメンバーを決めていきたい」と話していました。一方、対戦するタイ代表を率いる石井正忠監督については、J1 鹿島アントラーズの監督としてリーグ優勝の経験があることを踏まえ「選手たちの個々のよさを発揮させながら、組織として戦うチーム作りができる監督だと思う。われわれのことを知っているので、対策を練って試合に臨んでくると思うし、非常に難しい試合になる」と話し、気を引き締めていました。